総理演説会場の爆発物は“手製”か 専門家が注目する爆発までの52秒「目立とうと」
▽投げ込まれた爆発物は“手製”か
木村容疑者が使用したとみられる爆発物は、筒状の金属製らしき物体。
幸い、岸田総理は爆発前にSPに誘導され避難したものの、複数の人間が負傷した可能性があります。この爆発物は何だったのか?専門家は撮影された映像から、それは「パイプ爆弾」の可能性があると指摘します。
(火薬・爆薬に詳しい 防衛大学校 甲賀誠教授)「このような鉄パイプの中に火薬類・爆発物を入れて両方フタをする。」
1960年代から70年代にかけて激化した学生運動や、過激派の活動に使用された「パイプ爆弾」。最近では2015年、靖国神社のトイレで使われました。
Q.この爆発物は簡単に作れるようなものなんですか?
(防衛大学校 甲賀誠教授)「鉄パイプの爆弾であればホームセンターで2、3千円で買えるような爆発物ですので簡単にできるかと思います」
爆発物は、木村容疑者の手でつくられたものなのか?
深夜から行われた家宅捜索では、粉末や鋼管のようなもの、工具などが押収されているのが分かりました。しかし甲賀教授は一般的なパイプ爆弾とは異なる部分が多いと言います。
(防衛大学校 甲賀誠教授)「白い煙が結構出ているので、黒色火薬、燃焼速度が遅くてガスの発生量が少ないんです。それを集めてもあまり威力はない。普通だったら爆薬を入れるのが一般的です」
さらに甲賀教授が注目したのは、投げ込まれた時から、爆発までの時間です。爆発物が投げ入れられてから、爆発までの時間は52秒。この時間から、木村容疑者の動機が垣間見れると言います
(防衛大学校 甲賀誠教授)「投げ入れて標的のところに落ちたらすぐ爆発させるさせるのが普通だが、殺意を持っているようには見えないんですよね。それも着火して投げてから50秒前後で十分退避時間をとっている訳ですから、大きな被害を出そうという意図はあまりなくて、目立とうという意図、自分がここにいると主張したい感じの気はする」
https://news.yahoo.co.jp/articles/33e04f55947f8e703ed65...
返信する